熊本県 阿蘇郡 小国町

熊本県 阿蘇郡 小国町
2020年8月27日(木)、熊本県 阿蘇郡 小国町の大漁旗が、完成しました。


デザイン担当者

熊本県 小国町(おぐにまち)


デザインに込めた想い

小国町は、2018年度にSDGs未来都市の選定を受け、2030年のあるべき姿として「特色ある地域資源、積極的な内外の人材交流や環境面の取組を活かし、循環型の社会と産業の創出を実現し、持続可能な町(地域循環共生圏づくり)」を目指している。

そのまちづくり(2030年のあるべき姿)の根幹にあるのは、小国町出身で、東京医学校(現東京大学医学部)の卒業生である世界的細菌学者・北里柴三郎博士の教えである。

柴三郎博士の偉業は、2024年から新千円札に博士の肖像画が採用されるため近年注目されているが、併せて関心が集まっているのが、柴三郎博士の「学習と交流」という理念である。柴三郎博士が提唱し、実践した「学習と交流が大切」との教えは、今も町民に受け継がれており、小国町が目指す持続可能なまちづくりの考え方の根幹である。

「学習と交流」は、まさにSDGsのゴール4「質の高い教育」とゴール17の「パートナーシップ」であり、柴三郎博士の偉業や教えは、現代においてもSDGsに資するものといえる。

小国町の大漁旗は、小国町のシンボル湧蓋山(小国富士)と豊かな地熱(温泉)をバックに、北里柴三郎博士と、博士が地域の人々の「学び」のために私財を投じて建設した北里文庫、また町の賑わいを表す3500匹のこいのぼりが泳ぐ「杖立温泉こいのぼり祭り」、そして町の特産品である大根とジャージー牛(牛乳)をモチーフに、小国町が進めている持続可能なまちづくりをデザイン化したものである。

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